くすりのしおり

内服剤
2015年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フルコナゾールカプセル50mg「F」
 主成分:
フルコナゾール(Fluconazole)
 剤形:
白色のカプセル剤、直径5.2mm、長さ14.4mm
 シート記載:
(表)フルコナゾールカプセル50mg「F」、FJ11、50mg、(裏)フルコナゾール、50mg

この薬の作用と効果について

トリアゾール系の抗真菌剤で、真菌細胞の膜合成を抑制して抗真菌作用を示し、真菌の発育を抑えます。
通常、真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎、カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎の治療に用いられます。また、造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害、心疾患、電解質異常がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • [成人]
    カンジダ症:通常、1回1〜2カプセル(主成分として50〜100mg)を1日1回服用します。
    クリプトコッカス症
    :通常、1回1〜4カプセル(主成分として50〜200mg)を1日1回服用します。
    なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日8カプセル(主成分として400mg)まで増量されることがあります。
    カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎:通常、1回3カプセル(主成分として150mg)を1回服用します。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回8カプセル(主成分として400mg)を1日1回服用します。
    [小児]
    カンジダ症:通常、1回主成分として3mg/kgを1日1回服用します。
    クリプトコッカス症:通常、1回主成分として3〜6mg/kgを1日1回服用します。
    なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量主成分として12mg/kgまで増量されることがあります。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回主成分として12mg/kgを1日1回服用します。なお、状態に応じて適宜減量されます。
    ただし、1日量として400mgを超えません。
    [新生児]
    生後14日までの新生児は、主成分として小児と同じ用量を72時間毎に服用します。
    生後15日以降の新生児は、主成分として小児と同じ用量を48時間毎に服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気が付いた時点で、すぐに飲んでください。その後は指示に従って飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、下痢、発疹、頭痛、むくみ、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、冷汗、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー]
  • 紅斑、目の充血、口内炎[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 貧血、発熱、出血傾向[血液障害]
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、全身倦怠感[急性腎不全]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄        年    月    日

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。