くすりのしおり

内服剤
2013年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イミドール糖衣錠(25)
 主成分:
イミプラミン塩酸塩(Imipramine hydrochloride)
 剤形:
微黄赤色の錠剤、直径6.2mm、厚さ3.5mm
 シート記載:
イミドール25mg、IMIDOL 25mg、Y-IM25

この薬の作用と効果について

神経伝達物質であるセロトニンおよびノルアドレナリンの取り込みを抑制する作用があり、うつ状態を改善します。また、無意識に尿をもらす状態(特に子供のおねしょ)を改善します。
通常、うつ病・うつ状態、遺尿症(昼、夜)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、心筋梗塞の回復初期、尿閉、QT延長症候群がある。モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン)を服用中止後2週間以内である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • うつ病・うつ状態:通常、成人は1日1〜3錠(主成分として25〜75mg)を数回に分けて服用を始め、1日8錠(200mg)まで徐々に増量されます。まれに1日12錠(300mg)まで増量されることもあります。年齢・症状により適宜減量されます。
    遺尿症:通常、幼児は1回1錠(主成分として25mg)を1日1回、学童は主成分として1日25〜50mgを1〜2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
    いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのをやめないでください。急に飲むのをやめると吐き気、頭痛、けん怠感、刺激感、情動不安、睡眠障害、筋肉のけいれんなどの症状があらわれることがあります。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
  • 眠気などが強くでることがありますので、飲酒はなるべく避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、口渇、めまい、ふらつき、起立性低血圧(立ちくらみ)、眠気、便秘、食欲不振、吐き気、発疹、かゆみ、光線過敏症、脱毛、顔・舌の浮腫(むくみ、はれ)、紫斑、点状出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱(37.5℃以上)、手足の震え、筋肉のこわばり[悪性症候群]
  • 筋肉の突っ張りやふるえ、意識障害[てんかん発作]
  • 発熱、のどの痛み、全身けん怠感[無顆粒球症]
  • お腹がはる・腹痛、便秘、吐き気・嘔吐[麻ひ性イレウス]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄        年    月    日

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。