くすりのしおり

内服剤
2019年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ノリトレン錠10mg
 主成分:
ノルトリプチリン塩酸塩(Nortriptyline hydrochloride)
 剤形:
うすいだいだい色の錠剤、直径6.4mm、厚さ3.55mm
 シート記載:
(表) ノリトレン 10mg、ノリトレン、10mg、P502
(裏) NORITREN 10mg、ノリトレン、10mg

この薬の作用と効果について

中枢神経に作用して、気持ちを楽にして意欲を高めます。
通常、うつ病およびうつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、心筋梗塞、尿閉がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、初めノルトリプチリンとして1日30〜75mgを2〜3回に分けて服用します。その後必要に応じて少しづつ増量されますが、最大量は1日150mg以内です。本剤は1錠中ノルトリプチリンとして10mgを含有する製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にすぐに忘れた1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲まないで、その後は指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気や注意力、集中力、反射運動能力などが低下することがあるので、車の運転や高所での作業、危険をともなう機械の操作などは避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、口渇、眠気、便秘、発疹、かゆみ、黄疸、全身倦怠感、食欲不振、吐き気、口の周りなどの不随意運動などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身または局所の筋肉の突っ張りや震え、意識障害、逆行性健忘[てんかん発作]
  • のどの痛み、頭痛、寒気やふるえを伴って高熱が出る[無顆粒球症]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘[麻痺性イレウス]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。