くすりのしおり

内服剤
2019年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ダイドロネル錠200
 主成分:
エチドロン酸二ナトリウム(Etidronate disodium)
 剤形:
白色の錠剤、直径約9mm、厚さ約3.5mm
 シート記載:
(表)ダイドロネル 200、ダイドロネル、200、#202
(裏) Didronel 200、ダイドロネル、200

この薬の作用と効果について

骨のカルシウム分(骨量)が少なくなって骨自体がスカスカになってしまう病気に対し、骨の量を増やして治療します。脊髄(背骨)の損傷や股関節の手術のあとにしばしばみられる異所性骨化(骨ではない部分にカルシウムが沈着してしまうこと)の発生を抑えます。骨の肥厚や変形を起こす骨ページェット病の症状と進行を抑えます。
通常、骨粗鬆症、脊髄損傷後または股関節形成術後における異所性骨化の抑制、骨ページェット病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、骨軟化症がある。小児
  • 妊娠、妊娠している可能性があるまたは授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 骨粗しょう症:通常、成人は1回1錠(主成分として200mg)を1日1回2週間、食間に服用します。次の服用まで10〜12週間お休みし、服薬と休薬を繰り返します。重症の場合は1日1回2錠(400mg)に増量されることがありますが、同じように服薬と休薬を繰り返します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(400mg)を超えることはありません。
  • 脊髄損傷後または股関節形成術後における異所性骨化:通常、成人は1回4〜5錠(主成分として800〜1,000mg)を1日1回食間に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
  • 骨ページェット病:通常、成人は1回1錠(主成分として200mg)を1日1回食間に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日5錠(1,000mg)を超えることはありません。
  • 薬の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けてください。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1日1回飲む薬ですので、飲み忘れた日のうちに気がついた場合は、指示にしたがって飲んでください。なお、飲み忘れたからといって、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬による治療中(服薬期間中および休薬期間中)に歯科または口腔外科を受診する場合は、この薬の名前を歯科または口腔外科の医師に伝えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、腹部不快感、下痢・軟便、嘔気、腹痛、嘔吐、食欲不振、発疹、そう痒、じん麻疹、血管浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、げっぷ[消化性潰瘍]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[肝機能障害、黄疸]
  • 全身倦怠感、頭痛、のどの痛み[汎血球減少、無顆粒球症]
  • 歯ぐきの痛みや腫れ、顎の痛み、歯のゆるみや痛み、歯ぐきからの排膿[顎骨壊死、顎骨骨髄炎]
  • 耳の痛みやかゆみ、耳だれ[外耳道骨壊死]
  • 太ももや太ももの付け根などの痛み[大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。