薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
淡黄色の割線入錠剤、長径10.0mm、短径4.5mm、厚さ2.9mm |
シート記載: |
セイブル錠25mg、セイブル、25、糖尿病のお薬、SEIBULE 25、セイブル25mg、食直前に服用、Sc395 |
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この薬の作用と効果について
炭水化物をブドウ糖に分解する酵素を阻害し、糖の消化吸収を遅延させることにより食後の過血糖を改善します。 通常、糖尿病の食後過血糖の改善に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、感染症、手術前後、外傷がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回2錠(主成分として50mg)を1日3回食直前に服用します。効果が不十分な場合には、1回量を3錠(75mg)まで増量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、食事中に飲み忘れに気づいたら、そのときすぐに飲んでください。食事中以外のときに飲み忘れに気がついても、その分は飲まないでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 低血糖症状が現れたときはショ糖(砂糖)ではなく、10gのブドウ糖を飲んでください。
- 低血糖症状を起こすことがありますので、高所作業や自動車の運転などには注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、お腹が鳴る、腹部膨満、下痢、低血糖、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 冷汗、空腹感、手足の震え[低血糖]
- 排便の停止、腹痛、腹部膨満感[腸閉塞]
- 全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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