薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
沈降炭酸カルシウム(Precipitated calcium carbonate)
|
剤形: |
白色の錠剤、直径7.5mm、厚さ3.6mm |
|
 |
この薬の作用と効果について
胃酸を中和し制酸作用を示すほか、吸着作用もあり、胃潰瘍や胃酸過多症の制酸薬として働きます。 通常、胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)における制酸作用と症状の改善に用いられます。
|
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症、腎障害がある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
|
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1日4〜12錠(主成分として1〜3g)を3〜4回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分0.25gを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の指示された時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
|
生活上の注意
- 大量の牛乳摂取で、ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシスなど)を起こすおそれがありますので、大量の牛乳の摂取は控えてください。
|
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、食欲不振、脱力感、意識混濁、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、かゆみ、腎または尿路結石(腰や背中の痛み)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
|
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
|
医療担当者記入欄
年
月
日
|