くすりのしおり

内服剤
2021年8月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
タズベリク錠200mg
 主成分:
タゼメトスタット臭化水素酸塩(Tazemetostat hydrobromide)
 剤形:
赤色の錠剤、直径10.1mm、厚さ5.6mm
 シート記載:
(表)タズベリク200mg
(裏)EZM200、Tazverik、タズベリク、200mg、
タズベリク200mg

この薬の作用と効果について

がんの発症に関与するヒストンなどのメチル基転移酵素を阻害することにより、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられています。
通常、再発または難治性のEZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫(標準的な治療が困難な場合に限る)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝臓に障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回4錠(タゼメトスタットとして800mg)を、1日2回服用します。なお、状態によって適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬を使用する前に、EZH2遺伝子検査(がんの組織を用いて、EZH2遺伝子変異が認められるかどうかを調べる検査)が行われます。また、骨髄抑制(血小板減少、好中球減少、リンパ球減少、貧血など)があらわれることがあるので、この薬の使用前に血液検査が行われます。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬の使用により骨髄抑制があらわれることがあります。骨髄機能が低下すると、感染症や出血が起こりやすくなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって、この薬の使用中は定期的な血液検査が行われます。
  • 妊娠する可能性のある女性は、この薬の使用期間中および使用終了後の一定期間は適切な避妊を行ってください。(動物において胎児の異常が見られたとの報告があります。)
  • グレープフルーツを含む食品は、この薬に影響しますので、控えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、骨髄抑制、感染症、味覚異常、脱毛症、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • いつもより体がだるく熱っぽい、めまい、息切れなどの貧血症状、鼻血、皮下出血[骨髄抑制]
  • 寒気がする、発熱、咳や痰がでる、息切れがする[感染症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。