くすりのしおり

内服剤
2020年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
オンジェンティス錠25mg
 主成分:
オピカポン(Opicapone)
 剤形:
淡赤色の錠剤、長径約11.6mm、短径約5.1mm、厚さ約3.6mm
 シート記載:
オンジェンティス25mg1日1回服用

この薬の作用と効果について

レボドパを分解する酵素(COMT)のはたらきを抑えて、より多くのレボドパを脳に届けることで、ドパミンを増やします。すなわち、レボドパの効果を高めて日内変動(ウェアリングオフ現象)を改善します。
通常、レボドパ・カルビドパまたはレボドパ・ベンセラジド塩酸塩との併用によるパーキンソン病における症状の日内変動(ウェアリングオフ現象)の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。褐色細胞腫、傍神経節腫またはその他のカテコールアミン分泌腫瘍がある。悪性症候群または非外傷性横紋筋融解症を発症したことがある。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(主成分として25mg)を1日1回、レボドパ・カルビドパまたはレボドパ・ベンセラジド塩酸塩の服用前後および食事の前後1時間以上あけて服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いた時に1回分を飲むことなく、次に服用する時間まで待ってください。また、2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 前兆のない突発性睡眠、傾眠、起立性低血圧、めまいなどがあらわれることがあるので、自動車の運転、高所での作業など、危険を伴う作業はしないようにしてください。
  • パーキンソン病は運動機能障害によって転倒リスクが高いので、めまい、立ちくらみ、ふらつきなどの症状があらわれた場合には、転倒により骨折や外傷の危険性があるため、十分に注意してください。
  • パーキンソン病の薬を中止すると、高熱や発汗、意識障害などの悪性症候群や横紋筋融解症の症状があらわれることがあるため、ご自身やご家族の判断で薬の服用を中止しないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、ジスキネジア、便秘、幻覚、起立性低血圧、体重減少、吐き気、幻視、口渇、傾眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動きをする[ジスキネジア]
  • 現実にはない物が見えたり聞こえたりする、錯覚や幻覚を伴う軽い意識障害[幻覚、幻視、幻聴、譫妄]
  • 前兆のない急な眠り込み、意識がぼんやりして睡眠に近い状態[傾眠、突発性睡眠]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。