薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
レボセチリジン塩酸塩(Levocetirizine hydrochloride)
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剤形: |
白色の割線入錠剤、長径8.1mm、短径4.6mm、厚さ3.3mm |
シート記載: |
レボセチリジン塩酸塩錠5mg「KMP」、レボセチリジン、5mg、LEVOCETIRIZINE Hydrochloride Tab. 5mg「KMP」、レボセチリジン5mg「KMP」、抗ヒスタミン薬 |
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この薬の作用と効果について
ヒスタミンH1受容体を遮断し、ヒスタミンの働きを抑えることにより、アレルギーやその症状を改善します。 通常、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 成人:通常、1回1錠(主成分として5mg)を1日1回就寝前に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(10mg)を超えることはありません。
小児:通常、7歳以上15歳未満の小児は1回0.5錠(主成分として2.5mg)を1日2回、朝食後および就寝前に服用します。 いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次に通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 眠気があらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
- アルコールにより薬の作用が強くあらわれることがありますので、注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、眠気、頭痛、疲労、倦怠感、口渇、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 呼吸困難、血圧低下、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー]
- 筋肉が発作的に収縮する状態[痙攣]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる)[肝機能障害、黄疸]
- 鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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