くすりのしおり

自己注射剤
2021年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヌーカラ皮下注100mgシリンジ
 主成分:
メポリズマブ(遺伝子組換え)(Mepolizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

インターロイキン5(IL-5)の働きを抑えることで、気管支喘息や好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の原因の一つである好酸球を減少させ、炎症を抑えて症状の出にくい状態を維持します。
通常、既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治性の気管支喘息および既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の治療に用いられます。この薬は、気管支喘息の治療において、すでに起こった発作を速やかに鎮める薬ではありません。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 気管支喘息:通常、成人および12歳以上の小児は1回1本(主成分として100mg)を4週間ごとに1回、皮下に注射します。
    好酸球性多発血管炎性肉芽腫症:通常、成人は1回3本(300mg)を4週間ごとに1回、皮下に注射します。
    いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 室温に最低30分置いてから使用してください。
  • 開封後、8時間以内に使用してください。8時間以内に使用しなかった場合は廃棄してください。
  • 注射部位は上腕部、大腿部(太もも)または腹部です。1回にシリンジ3本を注射する場合は、各注射部位を5cm以上離してください。
  • 前もって医療機関で注射方法のトレーニングを受け、適切に注射できると医師が判断した人のみ自己注射が可能です。注射方法、使用済みの注射器と注射針を再使用しないこと、使用済みの注射器と注射針の廃棄方法などについて十分理解できるまで説明を受け、その指示に従ってください。
  • 一緒に渡された使用説明書をよく読んで使用してください。
  • 注射するのを忘れたり予定日に注射できなかったりした場合は、医師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射するのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位反応(痛み、紅斑、腫脹、かゆみ、灼熱感)、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身倦怠感、ほてり[アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、冷蔵庫(2〜8℃)で保管してください。冷蔵庫から取り出した場合は、室温(30℃以下)で外箱に入れたまま保管し、7日以内に使用してください。外箱開封後は光を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 自己注射をした時に副作用と思われる症状があらわれた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談してください。また、自己注射を続けられないと感じた場合は、すぐに医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。