くすりのしおり

内服剤
2021年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ノクサフィル錠100mg
 主成分:
ポサコナゾール(Posaconazole)
 剤形:
黄色の長円形の錠剤、長径17.5mm、短径6.7mm、厚さ6.7mm
 シート記載:
(表)ノクサフィル 100mg
(裏)NOXAFIL 100mg、ノクサフィル 100mg

この薬の作用と効果について

真菌(カビの一種)の細胞膜成分の生合成を阻害することにより、抗真菌作用を示します。
通常、造血幹細胞移植患者または好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防および真菌感染症(侵襲性アスペルギルス症、フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液悪性腫瘍などの基礎疾患がある。体重が120kgを超えている。腎機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は初日に1回3錠(主成分として300mg)を1日2回、2日目以降は1回3錠(300mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 腸溶錠ですので、割ったり、砕いたりしないで、そのままかまずに飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時、すぐに1回分を飲んでください。ただし、次の通常服用する時間が近い場合には飲まずに、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に、2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 肝機能障害があらわれることがあるので、この薬の使用中は定期的に肝臓の働きを調べることがあります。
  • QT延長、心室頻拍(胸痛、胸部不快感、動悸など)があらわれることがあるので、この薬の使用前および使用中は定期的に心電図検査および電解質検査(カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)を行うことがあります。
  • 妊娠する可能性のある女性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は適切な避妊を行うようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、下痢、嘔吐、発疹、発熱、高血圧、食欲減退、腹痛、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 体がだるい、食欲不振、吐き気・嘔吐[肝機能障害]
  • 出血しやすい、あざができやすい、浮腫(むくみ)、尿量減少[溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病]
  • 胸痛、胸部不快感、動悸[QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)]
  • 体がだるい、意識がうすれる、低血圧[副腎機能不全]
  • 脱力感、筋力の低下、意識障害(頻脈など)[低カリウム血症]
  • 発熱、眼の充血、赤い発疹[皮膚粘膜眼症候群]
  • 頭痛、嘔吐[脳血管発作]
  • 尿量減少、全身のむくみ、倦怠感[急性腎障害、腎不全]
  • 発熱、全身倦怠感、皮下出血[汎血球減少症、白血球減少症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。