薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
商品名: |
フルオロメトロン点眼液0.1%「ニットー」 |
主成分: |
フルオロメトロン(Fluorometholone)
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剤形: |
やや粘性のある白色の水性懸濁点眼剤、5mL、(キャップ)ピンク色、(ラベル)透明地にピンク色の帯、(本体)透明 |
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この薬の作用と効果について
合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用により、目の炎症を抑えます。 通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、虹彩炎などの目の炎症性疾患の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。角膜上皮はく離、角膜潰瘍、ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患、化膿性眼疾患がある。コンタクトレンズを使っている。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 用時よく振り混ぜたのち、通常、1回1〜2滴を1日2〜4回点眼しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
- 小児(特に2歳未満)の場合、特に医師の指示を守って使用してください。
- まず手をせっけんと流水でよく洗います。点眼瓶をよく振ってからキャップをはずし、下まぶたを下にひき、容器の先がまぶたの縁やまつげに触れないように点眼します。点眼後はまぶたを閉じ、しばらくまばたきをしないで目をつぶっておきます。あふれた液は、清潔なガーゼやティッシュで拭き取ってください。他の点眼液も使う場合は、5分以上間隔をあけてから、この薬を最後に点眼してください。
- 点眼し忘れた場合は、気がついたとき、すぐに1回分を点眼してください。ただし、次に点眼する時間が近い場合には点眼せず、次の通常の時間に1回分を点眼してください。2回分を一度に点眼してはいけません。
- 誤って多く点眼した場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で点眼するのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、眼刺激感、結膜充血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- (続けて使用したとき)眼痛、頭痛、見えにくい[緑内障]
- 眼痛、涙が出る、見えにくい[角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症、角膜穿孔]
- (長期に使用したとき)見えにくい[後嚢下白内障]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温を避けて室温で保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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