帝人ファーマ株式会社
内服剤
2020年12月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フェブリク錠10mg[痛風・高尿酸血症]
主成分:
フェブキソスタット(Febuxostat)
剤形:
白色〜うすい黄色の錠剤、直径約7mm
シート記載:
フェブリク 10mg
この薬の作用と効果について
体内で尿酸を作る酵素の働きを抑え、血液中の尿酸の量を低下させます。
通常、痛風や高尿酸血症の治療に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
あなたの用法・用量は
(医療担当者記入)
通常、成人は1日1回主成分として10mgから服用を始め、血中尿酸値を測定してもらいながら、2週間以降に1日1回20mg、6週間以降に維持量として1日1回40mgなど、必要に応じて徐々に増量されます。状態により適宜増減されますが最大服用量は1日1回60mgです。本剤は1錠中に主成分を10mg含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
この薬を服用中に痛風発作(痛み)が起こっても、自分の判断で勝手に薬の量をかえたり、中止したりしないで医師に相談してください。
飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回飛ばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、痛風関節炎、関節痛、四肢不快感、四肢痛、下痢、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]
全身の皮疹や発疹[過敏症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。