くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベンリスタ点滴静注用400mg
 主成分:
ベリムマブ(遺伝子組換え)(Belimumab (genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

全身性エリテマトーデスの病態に関与するBリンパ球刺激因子の活性を阻害することにより、B細胞の増殖を抑制し、治療効果を示します。
通常、ステロイド、免疫抑制薬などによる既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデスの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。細菌やウイルスなどによる感染症にかかっている、またはその疑いがある。結核にかかっている、または過去にかかったことがある。同居しているご家族など、普段接している方が結核にかかっている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人および5歳以上の小児は初回、2週後、4週後に1回分を静脈内に1時間以上かけて点滴します。以後、4週間の間隔で点滴します。
  • 効果をみながら使用期間を決めていきます。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 使用中や使用後に、重い副作用が起きるのを防ぐために、胸部X線検査、血液検査などを定期的に行うことがありますが、持続する咳、発熱などがあらわれた場合には、次の診察日まで待たずに、すぐに医師に連絡して診察を受けるようにしてください。
  • 妊娠する可能性のある方は、この薬の使用中止後少なくとも4ヵ月間までは有効な避妊をしてください。
  • うつ病、自殺念慮および自殺企図などがあらわれることがありますので、眠れなくなった、不安になるなどの精神状態の変化があらわれた場合は、すぐに医師に連絡してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、上気道感染、帯状疱疹、鼻咽頭炎、咳嗽、吐き気、副鼻腔炎、頭痛、尿路感染(排尿時の痛み、頻尿、残尿感)、咽頭炎、膿痂疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血圧低下、蕁麻疹、血管浮腫[重篤な過敏症]
  • 発熱、かぜのような症状、体がだるい[感染症]
  • 意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)[進行性多巣性白質脳症]
  • 発熱、咳嗽、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 眠れなくなった、物事に興味がなくなった、自殺を企てる[うつ病、自殺念慮、自殺企図]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • この薬の使用中は、生ワクチンを接種しないでください。
  • [ご家族の方へ]患者さんにうつ病、自殺念慮および自殺企図などがあらわれる可能性について医師から十分に理解できるまで説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、眠れなくなった、不安になるなどの精神状態の変化がみられた場合には、すぐに医師に連絡してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。