薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
イキサゾミブクエン酸エステル(Ixazomib citrate)
|
剤形: |
微赤色のカプセル剤、長径約14.3mm、短径5.3mm |
シート記載: |
(表)ニンラーロカプセル2.3mg、NINLARO capsules 2.3mg、週1回 空腹時に1カプセル服用、(裏)NINLARO 2.3mg |
|
 |
この薬の作用と効果について
細胞内で不要となったタンパク質を分解する酵素の複合体であるプロテアソームに結合し、そのキモトリプシン様活性を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑制します。 通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療、多発性骨髄腫における自家造血幹細胞移植後の維持療法に用いられます。
|
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
|
用法・用量(この薬の使い方)
- 再発または難治性の多発性骨髄腫:通常、成人は、イキサゾミブとして1回4mgを1週間に1回、3週間(1、8、および15日目)空腹時に服用した後、13日間休薬(16〜28日目)します。この4週間を1サイクルとし、服用を繰り返しますが、状態により適宜減量されます。本剤の他にレナリドミドおよびデキサメタゾンを服用します。
多発性骨髄腫における自家造血幹細胞移植後の維持療法:通常、成人は、本剤を1週間に1回、3週間(1、8、および15日目)空腹時に服用した後、13日間休薬(16〜28日目)します。この4週間を1サイクルとして服用を繰り返します。本剤の服用量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgですが、状態によって適宜減量されます。 この薬は1カプセル内にイキサゾミブとして2.3mgを含んでいます。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。 - 食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間に飲むことは避けてください。
- カプセルはつぶしたり、かんだり、開けたりせず、そのまま水とともに服用してください。
- 飲み忘れた場合は、次の服用予定まで3日間(72時間)以上時間があれば、気がついたときに1回分を飲んでください。次の服用予定まで3日間(72時間)未満であれば、すぐには飲まずに、次の服用予定日に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
|
生活上の注意
- 妊娠する可能性がある女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、この薬を使用している間および使用終了から一定期間は適切な避妊を行ってください。
|
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、貧血、下痢、吐き気、嘔吐、便秘、発疹、かゆみ、疲労、不眠症、けいれん、無力症、むくみ、発熱、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
- 鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血、出血が止まりにくい[血小板減少症]
- 激しい腹痛、水のような便、泥状の便[重度の下痢]
- 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる[皮膚粘膜眼症候群]
- 手足のしびれ、手足の痛み、まひ[末梢神経障害]
- けいれん、めまい、頭痛、血圧上昇、意識の低下、考えがまとまらない、物が見えにくい[可逆性後白質脳症症候群]
- 神経痛をともなう発疹、発熱、咳、痰、息切れ[帯状疱疹や肺炎などの感染症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
|
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
|
医療担当者記入欄
年
月
日
|