薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
オロパタジン塩酸塩(Olopatadine hydrochloride)
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剤形: |
無色〜微黄色澄明の点眼剤、(容器)5mL、(キャップ)水色 |
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この薬の作用と効果について
選択的ヒスタミンH1受容体拮抗剤であり、アレルギー症状の原因物質(ヒスタミンなど)の産生や放出を抑えて、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用を示し、アレルギー症状を消失もしくは和らげます。 通常、アレルギー性結膜炎の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。コンタクトレンズを使用している。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、1回1〜2滴を1日4回(朝、昼、夕方および就寝前)点眼します。必ず指示された使用方法に従ってください。
- 点眼前によく手指を洗ってください。点眼するときは容器の先端が直接目に触れないように注意してください。
- 点眼後しばらくはまばたきをしないで、目を閉じていてください。あふれた液は清潔なティッシュなどでふき取ってください。
- 他の目薬を次に点眼する場合は5分以上間隔をあけてください。
- ソフトコンタクトレンズをつけている場合には、点眼前にコンタクトレンズを外し、点眼後10分以上経過してからコンタクトレンズをつけてください。
- 使い忘れた場合は、気がついた時、すぐに1回分を点眼してください。ただし次に点眼する時間が近い場合には点眼せず、次の通常の時間に1回分を点眼してください。2回分を一度に使用してはいけません。
- 誤って多く使用した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で使用するのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、眼痛、角膜炎、眼そう痒症、眼刺激、眼瞼炎、眼瞼浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 添付の遮光袋に入れて、高温、湿気を避け、乳幼児、小児の手の届かないところに室温(1〜30℃)で保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。開封後4週間経過した場合は残液を使用しないでください。
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