吉田製薬株式会社
外用剤
2016年6月作成
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヘキザックAL1%OR綿棒16
主成分:
クロルヘキシジングルコン酸塩(Chlorhexidine gluconate)
剤形:
だいだい色澄明の液剤を含浸させた綿棒
シート記載:
この薬の作用と効果について
殺菌消毒剤で、グラム陽性菌、グラム陰性菌や一部の真菌に殺菌効果を示します。
通常、手指・皮膚の消毒に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
あなたの用法・用量は
(医療担当者記入)
通常、洗浄後、そのままの綿棒で1日数回適量を塗布します。この薬は1本中に1%液3.5mL(主成分として35mg)含まれています。必ず指示された使用方法に従ってください。
外用にだけ使用してください。
耳や腟、膀胱、口の中などの粘膜、眼、損傷皮膚や損傷粘膜には使用しないでください。眼に入った場合には水でよく洗い流してください。
血液、膿汁、石けん類は殺菌作用を減弱させるので、洗い落としてから使用してください。
同一部位にくり返し使用した場合、脱脂などによる皮膚荒れを起こすことがあるので注意してください。
エタノール蒸気に大量にまたは繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛などを起こすことがありますので、広範囲または長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意してください。
使用し忘れた場合は思い出したときすぐ使用してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で使用を止めないでください。
生活上の注意
本剤の付着した白布を直接、塩素系漂白剤で漂白すると、褐色のシミを生じることがあるので、使用しないでください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、蕁麻疹、皮膚の刺激症状などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
吐き気・不快感・冷汗、めまい、胸内苦悶・呼吸困難[ショック]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気、火気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。