薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色の眼軟膏剤、(キャップ)白色、(帯)青緑色 |
シート記載: |
アシクロビル眼軟膏3%「ニットー」、5g |
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この薬の作用と効果について
単純ヘルペスウイルスのDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗ウイルス作用を示します。 通常、単純ヘルペスウイルスが引き起こす角膜の炎症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。コンタクトレンズを使っている。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、適量を1日5回塗布しますが、症状により適宜回数は減らされます。必ず指示された使用方法に従ってください。
- まず手をせっけんと流水でよく洗います。鏡を見ながら下まぶたを下にひき、チューブの先がまぶた・眼球に触れないように注意しながら、チューブを少し押して下まぶたに軟膏をつけてください。目を閉じ、軟膏が溶けて全体に広がるまで少し待ってください。目の外にあふれた軟膏は、清潔なガーゼやティッシュで拭き取ってください。チューブの先が不潔にならないように注意して、ふたをしてください。他に点眼液も使う場合は、5分以上間隔をあけてから、この軟膏を最後に使用してください。
- 使用し忘れた場合は、気がついたとき、すぐに1回分を使用してください。ただし、次に使用する時間が近い場合には使用せず、次の通常の時間に1回分を使用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
- 誤って多く使用した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で使用するのを止めないでください。
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生活上の注意
- コンタクトレンズに付着するおそれがあるので、この薬を使用している間はコンタクトレンズの装用を避けてください。
- 使用後、一時的に目がかすむことがあります。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、びまん性表在性角膜炎(眼痛、見えにくい、目の異物感)、結膜びらん(眼痛)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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