くすりのしおり

注射剤
2014年7月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リンデロン懸濁注
 主成分:
ベタメタゾン酢酸エステル(Betamethasone acetate)
ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(Betamethasone sodium phosphate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示します。
通常、関節リウマチ、関節周囲炎、腱炎、腱鞘炎、腱周囲炎、滑液包炎、変形性関節症、外傷後関節炎、円形脱毛症、早期ケロイドおよびケロイド防止、アレルギー性鼻炎の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、異常な可動性を示す関節がある。全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症がある。最近内臓手術を受けた。急性心筋梗塞を起こしたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、筋肉内、関節腔内、軟組織内、腱鞘内、滑液嚢内、局所皮内、鼻腔内、鼻甲介内に注射または注入しますが、疾患により使用方法が異なります。
  • 症状を見ながら、使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 水疱瘡またははしかに感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、使用部位の皮膚萎縮陥没(筋肉内または皮内注射時)、関節の不安定化(関節腔内注射時)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • かぜのような症状、倦怠感、発熱[誘発感染症、感染症の増悪]
  • 吐き気、のどが渇く、疲れやすい[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • 吐き気、便が黒くなる、腹痛[消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
  • 気分が落ち込む、やる気がおきない、筋肉の発作的な収縮[精神変調、うつ状態、けいれん]
  • 腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。