くすりのしおり

内服剤
2013年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「トーワ」
 主成分:
ビソプロロールフマル酸塩(Bisoprolol fumarate)
 剤形:
白色の割線入り錠剤、直径7.0mm、厚さ2.6mm
 シート記載:
Tw129、ビソプロロールフマル酸塩5mg「トーワ」、5mg

この薬の作用と効果について

交感神経の興奮を心臓に伝えるβ1受容体を遮断し、心臓の過剰な働きをゆるやかにすることにより、降圧作用、抗狭心症作用、抗不整脈作用、抗心不全作用を示します。
通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、心室性期外収縮、慢性心不全(虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく)および頻脈性心房細動の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、心原性ショック、肺高血圧による右心不全、非代償性の心不全、末梢循環障害、未治療の褐色細胞腫がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、心室性期外収縮:通常、成人は1回主成分として5mgを1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
    慢性心不全:<開始および用量調節期>通常、成人は主成分として1回0.625mgを1日1回服用から開始します。服用を2週間以上続けて忍容性がある(なにごともなく飲み続けられる)場合には、1回1.25mgを1日1回に増量されます。その後、忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で段階的に増量し、忍容性がない場合には減量されます。用量の増減は必ず段階的に行われ、1回の服用量は0.625mg、1.25mg、2.5mg、3.75mg、または5mgのいずれかを1日1回服用します。年齢・症状により開始用量は更に低用量で、増量幅は更に小さくなる場合もあります。
    <維持期>通常、維持量としては1回1.25mg〜5mgを1日1回服用します。薬の効果により適宜増減されますが、1日1回5mgを超えることはありません。
    頻脈性心房細動
    通常、成人は主成分として、1回2.5mgを1日1回服用から開始します。効果が不十分な場合には1回5mgまで増量します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日1回5mgを超えることはありません。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがありますので、車の運転など危険をともなう機械の操作を行う時は注意してください。特に服用し始めは、効果が強くあらわれることがあるため、十分注意してください。
  • 手術を受ける予定がある場合は、医師に申し出てください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、徐脈、めまい、ふらつき、けん怠感、呼吸困難、低血圧、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • めまい、息苦しい、むくみ[心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。