薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色〜淡黄白色の割線入錠剤、直径約8mm、厚さ約3.7mm |
シート記載: |
ウリアデック錠60mg、ウリアデック、60mg、Sc343、URIADEC 60、60 |
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この薬の作用と効果について
体内で尿酸を作る酵素の働きを抑え、血液中の尿酸の量を低下させます。 通常、痛風や高尿酸血症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は主成分として1回20mgを1日2回朝夕から服用を始め、血中尿酸値を測定してもらいながら、必要に応じて徐々に増量されます。維持量は通常1回1錠(60mg)を1日2回とし、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが最大服用量は1回80mgを1日2回です。本剤は1錠中に主成分を60mg含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- この薬を服用中に痛風発作(痛み)が起こっても、自分の判断で薬の量をかえたり、中止したりしないで医師に相談してください。
- 飲み忘れた場合は、気が付いた時点でできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、痛風関節炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害]
- 円形またはだ円形の赤い発疹、発熱、関節の痛み[多形紅斑]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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