薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色の錠剤、直径約6.0mm、厚さ約3.2mm |
シート記載: |
(表)アリミデックス、1mg、(裏)Arimidex、アリミデックス、1mg |
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この薬の作用と効果について
アロマターゼの活性を阻害することにより、アンドロゲンからエストロゲンが生成されるのを抑制し、乳癌の増殖を抑制します。 通常、閉経後の乳癌の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1錠(主成分として1mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 眠気や意識がぼんやりすることなどがあらわれるかもしれませんので、自動車の運転や機械を操作するときには注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、関節痛、ほてり、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 発熱、食欲不振、中央に浮腫を伴った紅斑[皮膚粘膜眼症候群]
- くちびる・舌などの腫れ、呼吸困難、かゆみを伴う発疹[アナフィラキシー、血管浮腫、蕁麻疹]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目などの黄染[肝機能障害、黄疸]
- 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
- 局所の痛みや腫れ、胸痛、呼吸困難[血栓塞栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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