くすりのしおり

注射剤
2012年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
シスプラチン注10mg「日医工」
 主成分:
シスプラチン(Cisplatin)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、睾丸腫瘍、膀胱がん、腎盂・尿管腫瘍、前立腺がん、卵巣がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、食道がん、子宮頸がん、神経芽細胞腫、胃がん、小細胞肺がん、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性胸膜中皮腫、胆道がんの治療、悪性骨腫瘍、子宮体がん、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害がある
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、点滴で静脈内に注射します。
  • 腎臓を保護するため、この注射をする前と後に点滴で水分補給を行います。
    吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を投与する場合があります。
  • 注射の間隔は、一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なりますので、具体的なスケジュールについては、医師に確認してください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気・嘔吐、食欲不振、発疹、ほてり、脱毛、全身倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血尿、尿量減少、手足や顔のむくみ[急性腎不全]
  • 貧血症状、発熱、出血傾向を認める[汎血球減少などの骨髄抑制]
  • 顔面蒼白、呼吸困難、じんましん[ショック、アナフィラキシー様症状]
  • 高音域の聴力低下、難聴、耳鳴りがする[聴力低下・難聴、耳鳴]
  • 視力低下、大脳の視覚野の障害による視覚の完全な喪失[うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。