くすりのしおり

注射剤
2018年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アンペック注50mg(1%製剤)
 主成分:
モルヒネ塩酸塩水和物(Morphine hydrochloride hydrate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:
アンペック注50mg

この薬の作用と効果について

中枢神経のオピオイド受容体や延髄の咳嗽中枢に作用して、激しい痛みや激しい咳を抑えます。また、腸管ぜん動運動を抑制し、激しい下痢や手術後の腸管の運動を抑えます。
通常、激しい痛み、咳、下痢症状の治療や手術後などの腸管運動の抑制、麻酔前投薬、麻酔の補助、痛みを伴う各種がんにおける鎮痛に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸抑制、気管支喘息発作、肝障害、慢性肺疾患に続発する心不全、けいれん状態、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、敗血症、中枢神経系疾患(髄膜炎、灰白脊髄炎、脊髄ろうなど)、脊髄・脊椎に結核、脊椎炎および転移性腫瘍などの活動性疾患、細菌性下痢がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、皮下または静脈内に注射します。硬膜外またはくも膜下に注入することもあります。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいが起こることがあるので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けてください。
  • アルコール(飲酒)により薬の作用や副作用が強まることがあります。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、便秘、眠気、吐き気、嘔吐、かゆみ、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 使用を中止しようとしても止められずに使用を続ける[依存性]
  • 呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい[呼吸抑制]
  • 考えがまとまらない、時間・場所などが判らない、幻覚があらわれる[錯乱、せん妄]
  • 胸の痛み、発作的な息切れ、のどの腫れ[無気肺、気管支けいれん、喉頭浮腫]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、腹痛[麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。