くすりのしおり

内服剤
2013年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ホスレノール顆粒分包500mg
 主成分:
炭酸ランタン水和物(Lanthanum carbonate hydrate)
 剤形:
白色〜微帯黄白色の顆粒剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

消化管内で食事由来のリン酸イオンと結合して不溶性塩を形成し、腸管からのリン吸収を抑制することにより、血中リン濃度を低下させます。
通常、慢性腎臓病患者の高リン血症の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腸管狭窄がある。腸管憩室がある。腹膜炎または腹部外科手術の既往歴がある。消化管潰瘍またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は初め1回0.5包(ランタンとして250mg)を1日3回食直後に服用します。以後、症状や血清リン濃度の程度により適宜増減されますが、1日最高用量は4.5包(2,250mg)とされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 食事の直後に飲み忘れてしまった場合は、食後30分以内であればすぐに服用してください。ただし、30分以上過ぎてしまった場合には、一回分飛ばし次の服用時に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • リンを多く含む食事の制限など、指示されている食事療法があれば守ってください。
  • 腹部X線撮影時には、胃腸管にバリウム様の陰影を認めることがありますので、撮影時には医師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、嘔吐、吐き気、胃不快感、便秘、上腹部痛、消化不良、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 持続する腹痛、嘔吐、腹部膨満[腸管穿孔、イレウス]
  • 吐血、下血、腹痛[消化管出血、消化管潰瘍]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。