くすりのしおり

注射剤
2015年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ボスミン注1mg[急性低血圧時の補助治療用など]
 主成分:
アドレナリン(Adrenaline)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

気管支筋を弛緩させ、また心臓に対しては、心拍数を増加し心臓の筋肉の収縮力を強め、心拍出量を増します。血管に対しては、収縮作用、拡張作用の両方を示し、心臓の冠動脈を拡張し、皮膚毛細血管を収縮させ末消血管抵抗を増加、血圧を上昇させます。また、局所麻酔剤の作用を強め効力を持続させます。
通常、気管支喘息、百日咳における気管支痙攣の緩解、急性低血圧またはショック時の補助治療、心停止の補助治療、局所麻酔薬の作用延長、手術時の局所出血の予防と治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。眼圧上昇の素因がある。動脈硬化症。甲状腺機能亢進症。糖尿病。不整脈がある。精神神経症。コカイン中毒。心臓の病気がある。高血圧。肺気腫。脊椎麻酔を行う。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 気管支喘息および百日咳に基づく気管支痙攣の緩解:通常、1回皮下または筋肉内に注射します。
    各種疾患または状態に伴う急性低血圧またはショック時の補助治療、心停止の補助治療:蘇生などの緊急時には、通常、できるだけゆっくりと静脈内に注射します。なお、必要があれば、5〜15分ごとにくりかえします。
    局所麻酔薬の作用延長:通常、血管収縮薬未添加の局所麻酔薬に添加して使用します。
    手術時の局所出血の予防と治療:通常、単独または局所麻酔薬に添加して局所に注入します。
  • 効果を見ながら使用期間を決めていきます。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、動悸、頭痛、めまい、不安、振戦、過敏症状、吐き気・嘔吐、熱感、発汗などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血圧異常上昇、体動時の動悸、呼吸困難、起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる)、吐き気[肺水腫]
  • 呼吸をしにくい、動くと呼吸しにくい[呼吸困難]
  • 頻脈、不整脈、動悸、胸内苦悶、心臓が停止する[心停止]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。