くすりのしおり

内服剤
2011年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アロチノロール塩酸塩錠5mg「日医工」
 主成分:
アロチノロール塩酸塩(Arotinolol hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径7.1mm、厚さ4.5mm
 シート記載:
アロチノロール塩酸塩錠5mg「日医工」、5mg、n131、Arotinolol Hydrochloride Tab. 5mg、アロチノロール塩酸塩錠5mg

この薬の作用と効果について

α、β受容体遮断作用により、脈拍数を減らすことで心臓の酸素必要量を減らし、血圧を下げたり、狭心症の発作の予防や脈の乱れを整えたりします。また、骨格筋のβ2遮断作用により、手などふるえをやわらげる働きもあります。
通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈、本態性振戦の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、気管支喘息、気管支けいれん、心原性ショック、肺高血圧による右心不全、うっ血性心不全、未治療の褐色細胞腫がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈:通常、成人は1回2錠(主成分として10mg)を1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。効果不十分な場合は1日6錠(30mg)まで増量されます。
    本態性振戦
    :通常、成人は1回1錠(主成分として5mg)を1日2回服用から開始し、効果不十分な場合は維持量として1回2錠(10mg)を1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日6錠(30mg)を超えることはありません。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合:狭心症の治療または予防のために飲んでいる場合は、気がついた時にすぐに1回分を飲んでください。その後は指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。それ以外の治療のために飲んでいる場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 血圧低下によりめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、めまい、嘔吐、下痢、腹痛、脱力感、けん怠感、発疹、じんましん、かゆみ、灼熱感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、意識がなくなる、呼吸困難[心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群]
  • めまい、脈が遅くなる[徐脈]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。