薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
アムロジピンベシル酸塩(Amlodipine besilate)
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剤形: |
白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ2.6mm |
シート記載: |
アムロジピン錠2.5mg「ツルハラ」、TSU008、2.5mg、AMLODIPINE tab.2.5mg |
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この薬の作用と効果について
カルシウム拮抗剤で、細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより冠血管や末梢血管を拡張して、血圧を下げます。 通常、高血圧症、狭心症の治療に使用されます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血圧が低い、肝機能障害、腎機能障害がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 高血圧症:通常、成人は1回1〜2錠(アムロジピンとして2.5〜5mg)を1日1回服用します。症状により適宜増減されますが、効果不十分な場合には1日1回4錠(10mg)まで増量されることがあります。通常、6歳以上の小児は1回1錠(2.5mg)を1日1回服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されますが、1日2錠(5mg)を超えません。
狭心症:通常、成人は1回2錠(アムロジピンとして5mg)を1日1回服用しますが、症状により適宜増減されます。 いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、(高血圧症の場合)翌日通常の時間に服用してください。(狭心症の場合)1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点でとりあえず1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 血圧が下がることにより、めまいなどがあらわれることがありますので、車の運転や高い所での作業など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、ほてり(熱感、顔面潮紅など)、めまい、頭痛、動悸、多形紅斑、血管炎(手足に赤紫色のあざ)、血管浮腫(眼・唇・舌の腫れ)、発疹、かゆみ、蕁麻疹、光線過敏症、歯肉肥厚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 出血しやすい(歯ぐきからの出血や鼻血など)、出血が止まりにくい、皮下出血[血小板減少]
- のどの痛み、発熱、頭痛[白血球減少]
- 徐脈(脈が遅くなる)、めまい、息切れ[房室ブロック]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。
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