薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色〜うすい黄白色の錠剤、直径8.2mm、厚さ3.6mm |
シート記載: |
オフロキサシン100mg、 TSU136、100、OFLOXACIN100mg、オフロキサシン錠「ツルハラ」 |
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この薬の作用と効果について
ニューキノロン系経口抗菌製剤で、細菌のDNA複製を阻害し、殺菌的な抗菌作用を示します。 通常、皮膚、呼吸器、泌尿器、婦人科、眼科、耳鼻科、歯科領域など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1日3〜6錠(主成分として300〜600mg)を2〜3回に分けて服用します。
ハンセン病:通常、成人は1日4〜6錠(主成分として400〜600mg)を2〜3回に分けて服用しますが、原則として他の抗ハンセン病剤を併用されます。 腸チフス、パラチフス:通常、成人は1回2錠(主成分として200mg)を1日4回、14日間服用します。 いずれも、感染症の種類および症状により適宜増減されます。必ず指示された服用回数に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、腹痛、下痢、吐き気、食欲不振、消化不良、不眠、めまい、発疹、かゆみ、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 紅斑、悪寒、呼吸困難[ショック、アナフィラキシー様症状]
- 発熱、紅斑、水疱・びらん[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
- 食欲不振、倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 発熱、咽頭痛、出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など)[無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少などの血液障害]
- 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎、好酸球性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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