くすりのしおり

外用剤
2014年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
オロナイン外用液10%(500mL)
 主成分:
ベンザルコニウム塩化物(Benzalkonium chloride)
 剤形:
無色〜淡黄色澄明の液剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

芽胞のない細菌やカビ類に対し、主に呼吸阻害作用による抗菌作用を示すほか、洗浄作用、乳化作用、角質溶解作用もあります。
通常、手指・皮膚、手術部位・創傷部位の皮膚や粘膜、感染皮膚面などの消毒、膣や結膜嚢の洗浄や消毒、他に医療機器などの消毒に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 手指や皮膚の消毒:通常、石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落とした後、100〜200倍に希釈した液(主成分として0.05〜0.1%)に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片でふき取ります。
    手術部位の皮膚の消毒
    :手術前に局所の皮膚面を100倍希釈液(主成分として0.1%)で約5分間洗い、その後50倍希釈液(0.2%)を塗布します。
    手術部位の粘膜、皮膚や粘膜の創傷部位の消毒
    :400〜1,000倍希釈液(主成分として0.01〜0.025%)として使用されます。
    感染皮膚面の消毒
    :1,000倍希釈液(主成分として0.01%)として使用します。
    医療機器の消毒
    :100倍希釈液(主成分として0.1%)に10分間浸します。厳密に消毒する場合は、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後本剤の100倍希釈液中で15分間煮沸します。
    手術室、病室、家具、器具、物品などの消毒
    :50〜200倍希釈液(主成分として0.05〜0.2%)を布片につけて塗布する、ふき取る、または噴霧します。
    膣洗浄
    :200〜500倍希釈液(主成分として0.02〜0.05%)として使用します。
    結膜嚢の洗浄や消毒
    :200〜1,000倍希釈液(主成分として0.01〜0.05%)として使用します。
    必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 原液のまま使用しないでください。原液や濃厚液が眼に入ったり、皮膚・粘膜に付着したりした場合には、直ちに水でよく洗い流してください。深い創傷面や眼に使用する場合、希釈液は注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないでください。
  • 吸収されて筋脱力を起こすことがあるので、飲んだり、粘膜・創傷面・炎症部位に長期間または広範囲に使用したりしないでください。
  • 使い忘れた場合は、気がついた時に1回分を使用してください。2回分を一度に使ってはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、発疹、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
該当する記載事項はありません。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。