薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
ポリカルボフィルカルシウム(Polycarbophil calcium)
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シート記載: |
社マーク、コロネル細粒83.3%、0.6g[1.2g]、(有効成分500mg[1000mg]含有)、Colonel、 注)[ ]内は1.2g 分包の場合 |
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この薬の作用と効果について
消化管内で吸水し膨潤・ゲル化することにより、消化管内容物の輸送を調節し、下痢を抑え、便秘を改善します。 通常、過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)や消化器症状の治療に使用されます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎など)がある。術後イレウスなどの胃腸閉塞を引き起こすおそれがある。高カルシウム血症、腎結石、腎不全がある。胃全切除術の既往がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回0.6〜1.2g(主成分として500〜1,000mg)を1日3回食後に十分な水(コップ1杯程度)で服用します。1包中に0.6g分包(主成分500mg)と1.2g分包(主成分1,000mg)の2製剤があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気が付いたときにすぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い時は、1回とばして次から指示通り服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、かゆみ、吐き気・嘔吐、口渇、腹部膨満感、下痢、便秘、腹痛、腹鳴、浮腫、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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