薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
橙赤色 の錠剤、直径6.3mm、厚さ3.3mm |
シート記載: |
(表面)Persantin、PE25 (裏面)ペルサンチン25mg、社マーク、Boehringer Ingelheim、リサイクルマーク |
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この薬の作用と効果について
心臓の血管を広げて血液の流れを改善し、心臓の働きをよくします。 ワーファリンというお薬と一緒に飲んで、心臓弁の手術後に血管内で血液が固まるのを抑えます。 腎臓の病気が原因で尿中に出てくる蛋白を減らします。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 低血圧である。
- 心臓の血管が原因の狭心症、心筋梗塞などの病気がある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- <心臓の働きをよくするために飲む場合>
通常、成人は1回1錠(主成分として25mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 - <血液が固まるのを抑えるために飲む場合>
通常、成人は1回4錠(主成分として100mg)を1日3〜4回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 - <尿中の蛋白を減らすために飲む場合>
通常、成人は1回4錠(主成分として100mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合には、1回分を飛ばして、次の分からふだんの飲み方に戻してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、頭痛、吐き気、心悸亢進(心臓がドキドキする)、腹痛、脱力感、けん怠感、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 胸の痛み、圧迫感、冷汗などの悪化[狭心症状の悪化]
- 黒い点や虫のような物が視野の中に見える、便が黒い、頭痛、など[出血傾向(眼底出血、消化管出血、脳出血等)]
- 皮下出血、歯ぐきの出血、鼻血、など[血小板減少]
- 発作的な息切れ、喘鳴(呼吸をすると、ヒューヒュー音がする)、眼や唇の回りがはれる、など[過敏症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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