薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
エピナスチン塩酸塩(Epinastine hydrochloride)
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剤形: |
白色〜微黄色の錠剤、厚さ2.8mm、直径6.0mm |
シート記載: |
(表面)Alesion 10mg、 1P (裏面)アレジオン10mg、社マーク、Boehringer Ingelheim、リサイクルマーク |
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この薬の作用と効果について
選択的H1受容体拮抗作用があり、また、ヒスタミンなどのアレルギー原因物質の遊離を抑えて抗アレルギー作用を示します。 通常、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害または既往歴がある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 喘息、蕁麻疹などの皮膚疾患:通常、成人は1回2錠(主成分として20mg)を1日1回服用します。
アレルギー性鼻炎:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として10〜20mg)を1日1回服用します。 治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時点で、できるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合には、1回分を飛ばして、次の分からふだんの飲み方に戻してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 眠気を催すことがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、眠気、倦怠感、頭痛、口渇、胃部不快感、吐き気、腹痛、浮腫(顔や手足のむくみ)、発疹、蕁麻疹、かゆみ、紅斑、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 鼻血、歯ぐきの出血、手足などの皮下出血(あざ)[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。開封後は、湿気に注意してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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