くすりのしおり

内服剤
2019年11月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アナフラニール錠25mg[うつ病・うつ状態治療剤]
 主成分:
クロミプラミン塩酸塩(Clomipramine hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径6.0mm、厚さ3.6mm
 シート記載:
(表)アナフラニール25mg、25mg、アナフラニール、NF327
(裏)ANAFRANIL25mg、アナフラニール25mg

この薬の作用と効果について

脳の機能を調節する物質(ノルアドレナリン、セロトニン)の働きを活発にし、意欲を高め、ゆううつな気分を改善します。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障、心筋梗塞、尿閉(前立腺疾患など)、QT延長症候群がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日2〜4錠(主成分として50〜100mg)を1〜3回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日9錠(225mg)までとされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に飲むのを止めると吐き気、神経の不安定な状態などがあらわれることがあります。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • コンタクトレンズを使用している場合、涙液の減少で角膜上皮の障害があらわれるおそれがあります。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、口渇、ねむけ、立ちくらみ・めまい・ふらつき、食欲不振、光線過敏症、脱毛、発疹、かゆみ、紫斑(皮下出血によるあざ)、点状出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、物が飲み込みにくい[悪性症候群]
  • 不安、イライラ感、興奮[セロトニン症候群]
  • 全身または局所の筋肉の突っ張りや震え、意識障害[てんかん発作]
  • 筋肉の痛み、脱力感、手足のしびれ[横紋筋融解症]
  • 発熱、のどの痛み、歯ぐきの出血[無顆粒球症、汎血球減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。