薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.5mm |
シート記載: |
(表)糖尿病の薬、食直前に服用、スターシス 30、(裏)糖尿病の薬、スターシス 30mg、社マーク、 |
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この薬の作用と効果について
膵臓のβ細胞を刺激してインスリン分泌を促し、食事後の高血糖(食後の血糖の上昇)を抑えます。 通常、糖尿病の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、インスリン依存型の糖尿病、腎障害、感染症、手術前後、外傷がある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回3錠(主成分として90mg)を1日3回毎食前(食前10分以内)に服用します。効果が不十分な場合は、経過を観察しながら1回量を4錠(120mg)まで増量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 食事を始めた後に飲み忘れに気づいたら、1回とばして次の食前に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません(低血糖症状を起こすことがあります)。
- 誤って多く飲んだ場合はすぐに医師または薬剤師に相談してください。
低血糖によるめまい、ふらつきなどに気づいたら、砂糖、ジュースなどの糖分を、またα-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース)と併用している場合はブドウ糖をとってから医師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 自分が糖尿病患者であることを家族の方にも理解してもらっておいてください。
- 食事は規則正しく取り、暴飲・暴食をさけてください。
- 低血糖により、めまい、ふらつきがあらわれることがありますので、車の運転、高所での作業、危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。
- 低血糖によるめまい、ふらつきなどに気づいたら、砂糖、ジュースなどの糖分を、またα-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース)と併用している場合はブドウ糖をとってください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、吐き気、放屁増加、腹部膨満感、下痢、腹痛、発疹、かゆみ、じん麻疹、多形紅斑、頭痛、めまい、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 冷汗、寒気、動悸[低血糖]
- 全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗[心筋梗塞]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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