くすりのしおり

外用剤
2007年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リンデロン坐剤0.5mg
 主成分:
ベタメタゾン(Betamethasone)
 剤形:
不透明なにぶい微黄白色の坐剤(長さ3cm)
 シート記載:
リンデロン坐剤 0.5mg

この薬の作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用があります。
通常、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧、血栓症がある。最近内臓手術を受けた。急性心筋梗塞を起こしたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日1〜4個(主成分として0.5〜2mg)を1〜2回に分けて直腸内へ挿入しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 大きくふくらんだ方から肛門に挿入してください。誤って飲んだり、口に入れたりしないでください。
  • 使い忘れた場合は、気がついたときにすぐに使用してください。あとは指示どおりの時間に使用してください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。

生活上の注意

  • 水疱瘡またははしかに感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
  • 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、局所刺激作用(排便感増強、熱感など)、満月様顔貌、ざ瘡(にきび)、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • かぜのような症状、からだがだるい、発熱[誘発感染症、感染症の増悪]
  • 吐き気、のどが渇く、疲れやすい[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • 吐き気、便が黒くなる、腹痛[消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
  • 気分が落ち込む、やる気がおきない、けいれん[精神変調、うつ状態、痙攣]
  • 腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。