くすりのしおり

内服剤
2021年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ラモトリギン錠小児用5mg「アメル」
 主成分:
ラモトリギン(Lamotrigine)
 剤形:
白色の錠剤、短径約4.0mm、長径約8.0mm、厚さ約2.6mm
 シート記載:
(表)ラモトリギン 小児用 5mg 「アメル」 ラモトリギン 小児用 5mg「アメル」 Kw L5、(裏)Lamotrigine for pediatric 5mg 《AMEL》 ラモトリギン 小児用 5mg 「アメル」 Kw L5

この薬の作用と効果について

興奮性神経伝達物質の遊離を抑制して神経の過剰な興奮を抑え、けいれん発作を起こしにくくします。
通常、部分発作、強直間代発作、Lennox-Gastaut症候群における全般発作に対する他の抗てんかん薬との併用療法、定型欠神発作に対する単剤療法に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 単剤療法(定型欠神発作):通常、小児は初めの2週間は1日体重1kgあたり主成分として0.3mgを1回または2回に分けて服用し、次の2週間は1日体重1kgあたり0.6mgを1回または2回に分けて服用します。その後1〜2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.6mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1〜10mgを1回または2回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔で1日量として体重1kgあたり最大0.6mgずつ増量され、1日最大服用量は200mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウムを併用:通常、小児は初めの2週間は1回体重1kgあたり主成分として0.15mgを1日1回服用し、次の2週間は1回体重1kgあたり0.3mgを1日1回服用します。その後1〜2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.3mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1〜3mgを2回に分けて服用します。バルプロ酸ナトリウムに加えてフェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤を服用している場合の維持用量は、1日体重1kgあたり1〜5mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は200mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤)を併用:通常、小児は初めの2週間は1日体重1kgあたり主成分として0.6mgを2回に分けて服用し、次の2週間は1日体重1kgあたり1.2mgを2回に分けて服用します。その後1〜2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大1.2mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり5〜15mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は400mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬(アリピプラゾール、オランザピン、ゾニサミド、ガバペンチン、シメチジン、トピラマート、プレガバリン、リチウム、レベチラセタム、ペランパネル、ラコサミド)を併用:通常、小児は初めの2週間は1回体重1kgあたり主成分として0.15mgを1日1回服用し、次の2週間は1回体重1kgあたり0.3mgを1日1回服用します。その後1〜2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.3mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1〜3mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は200mgまでとされています。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 発疹や皮膚障害があらわれることがあります。患者さんやご家族の方は、十分に理解できるまで説明を受けてください。このような症状があらわれた場合は、すぐに医師に連絡してください。
  • 自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下があらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、頭痛、めまい、胃腸障害、傾眠(意識がぼんやりする)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、眼の充血、口唇・口腔粘膜・陰部のびらん[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 発疹、発熱、顔面浮腫[薬剤性過敏症症候群]
  • 貧血症状、発熱、のどの痛み[再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 首の硬直、発熱・頭痛、吐き気・嘔吐[無菌性髄膜炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。