くすりのしおり

注射剤
2021年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
コミナティ筋注
 主成分:
トジナメラン(Tozinameran)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のタンパク質を作る基になる情報の一部を注射します。体の中で、この情報を基に、SARS-CoV-2のタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、SARS-CoV-2に対する免疫ができ、SARS-CoV-2による感染症を予防します。
通常、SARS-CoV-2による感染症の予防に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。発熱、急性疾患がある。過去に免疫不全と診断されている。近親者が先天性免疫不全症である。心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患、けいれんの既往、血液凝固障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、3週間の間隔で合計2回、筋肉内に接種します。
  • 1回目の接種から3週間を超えた場合には、できる限り速やかに2回目の接種を受けてください。同一の効能・効果をもつ他のワクチンと混同することなく、このワクチンを2回接種してください。
  • 接種前に必ず問診、検温および診察を受けてください。
  • まれにワクチン接種に対する緊張や痛みをきっかけに気を失う(失神する)ことがあります。ワクチン接種後は背もたれのある椅子にしばらく座るなどして休んでください。また、ワクチンの接種によりショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きることがあります。薬や食品などで、重いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある方は、医師に相談のうえ、接種後は医師の指示に従いしばらくの間は接種を受けた医療機関などの施設内にいるようにしてください。

生活上の注意

  • このワクチンとの因果関係は不明ですが、接種後に、心筋炎や心膜炎が報告されているので、接種を受けた方やその保護者の方は、心筋炎、心膜炎が疑われる症状「胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難(息苦しい、息切れ)、頻呼吸(呼吸が荒い、呼吸が速い)など」が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副反応として、注射部位反応(疼痛、腫脹、発赤・紅斑)、疲労、頭痛、筋肉痛、寒気、関節痛、発熱、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、顔面が蒼白になる、じんましん[ショック、アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ってください。
  • 接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、けいれんなどの異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けてください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「ワクチン接種を受ける人へのガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。