くすりのしおり

注射剤
2021年1月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
シルガード9水性懸濁筋注シリンジ
 主成分:
組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)(Recombinant adsorbed 9-valent human papillomavirus virus-like particle vaccine(yeast origin))
 剤形:
懸濁性注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

ヒトパピローマウイルス(HPV)の6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型による感染を防ぐ抗体を事前に作ります。
通常、子宮頸がんおよびその前がん病変、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマのHPV疾患の予防に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。明らかな発熱、急性疾患がある。予防接種を行うことが不適当な状態にある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、9歳以上の女性に合計3回筋肉内に注射します。2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に接種します。
  • 接種前に必ず問診、検温および診察を受けてください。
  • 接種後(主に接種直後)に注射による恐怖、痛みなどが原因で気を失うことがあります。気を失って転倒することを避けるため、30分程度は接種した医療機関で背もたれのある場所に座って安静にしてください。

生活上の注意

  • 接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保つようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、接種部位の痛み(疼痛)、はれる・ほてる(腫脹)、赤くなる(紅斑)、頭痛、かゆみ、発熱、吐き気、出血、腫瘤、浮動性めまい、熱感、疲労、感覚鈍麻、腹痛、内出血、知覚消失、下痢、口腔咽頭痛、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 蕁麻疹が出る、息苦しい、意識が混濁する[過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹)]
  • 両側の手や足に力が入らない、手や足の感覚が鈍くなる、呼吸が苦しい[ギラン・バレー症候群]
  • あざができやすい、出血しやすい、出血がとまりにくい[血小板減少性紫斑病]
  • 発熱、ものがだぶって見える、手足が動きにくい[急性散在性脳脊髄炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 接種部位の異常や体調の変化、高熱、けいれんなどがあった場合は、速やかに医師へ連絡してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。