くすりのしおり

内服剤
2020年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
サムスカ顆粒1%[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症]
 主成分:
トルバプタン(Tolvaptan)
 剤形:
うすい青色の顆粒剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

この薬は腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、血液中のナトリウム濃度を上昇させます。
通常、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。無尿、口渇を感じない、水分摂取困難、高ナトリウム血症、肝性脳症、冠動脈疾患、脳血管疾患、高カリウム血症、腎障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回750mg(主成分として7.5mg)を1日1回服用にて開始します。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量します。なお、状態により適宜増減しますが、1日6.0g(60mg)を超えないこととします。夜間の排尿を避けるため、午前中に飲んでください。状態により、375mg(3.75mg)での服用開始または減量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 口渇を感じた場合は、脱水の可能性がありますので適量の水分を補給してください。
  • 水分はあらかじめ決められた量を飲んでください。また、この薬の服用を止めた場合は、医師の指導に従った水分を補給するようにしてください。
  • この薬を飲みはじめると尿の量も回数も増えますので注意してください。
  • 妊娠する可能性のある人がこの薬を服用している間は、避妊をするなど妊娠しないように注意してください。また、この薬を使用している間に妊娠がわかった場合には、すぐに医師に相談してください。
  • 服用中は、めまいなどがあらわれることがありますので、転倒に注意してください。また、車の運転や高い所での作業、危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。
  • グレープフルーツジュースと一緒に飲むと、この薬の作用が強く出ることがありますので、避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に飲むと、この薬の作用が弱くなることがありますので、避けてください。
  • この薬の服用中は、血清ナトリウム濃度の頻回な血液検査が必要になりますので、医師の指導に従ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、めまい、口渇、便秘、肝機能障害、頻尿、多尿、疲労、多飲症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、むくみ、のどの渇き[腎不全]
  • 局所の痛み、圧痛、紅斑[血栓塞栓症]
  • 精神の混乱と過呼吸、のどの渇きなどの脱水症状、意識がうすれる(重篤になると昏睡)[高ナトリウム血症]
  • 手足のまひ、発音が不明瞭になる、飲み込みにくい、けいれん、意識の消失、意識が乱れる[急激な血清ナトリウム濃度上昇、浸透圧性脱髄症候群]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる)[急性肝不全、肝機能障害]
  • 立ちくらみ、蕁麻疹、呼吸困難[ショック、アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。