くすりのしおり

注射剤
2020年5月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エンハーツ点滴静注用100mg
 主成分:
トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組み換え)(Trastuzumab Deruxtecan(Genetical Recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞の増殖に必要なHER2をもつがん細胞に選択的に入り込み、DNAの合成を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能または再発乳癌(標準的な治療が困難な場合に限る)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患である、または過去に間質性肺疾患にかかったことがある。心臓の病気がある、または過去に心臓の病気にかかったことがある。アントラサイクリン系の薬剤を使用したことがある。放射線治療を受けている、または過去に受けたことがある。高血圧症である、または高血圧症と診断されたことがある。肝臓の病気がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日1回、3週間間隔で点滴します。
  • 患者さんの状態を調べ、その結果に基づいて使用量、使用期間を決めていきます。

生活上の注意

  • 間質性肺疾患があらわれることがあるため、定期的に動脈血酸素飽和度検査、胸部X線検査および胸部CT検査が行われます。医師の指示に従って、指定された日時に検査を受けてください。
  • 骨髄抑制があらわれることがあるため、定期的に血液検査が行われます。医師の指示に従って、指定された日時に検査を受けてください。
  • 妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、本剤投与中および最終投与後一定期間は適切な避妊を行ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、疲労、脱毛症、頭痛、貧血、下痢、便秘、口内炎、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、から咳、発熱[間質性肺疾患]
  • 貧血、発熱、出血傾向(鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血など)[骨髄抑制]
  • 呼吸困難、意識障害、まぶた・唇・舌の腫れ、発熱、寒気、嘔吐、咳、めまい、動悸[Infusion reaction]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。