くすりのしおり

内服剤
2021年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リンヴォック錠15mg
 主成分:
ウパダシチニブ水和物(Upadacitinib hydrate)
 剤形:
紫色の楕円形の錠剤、長径約14mm、短径約8mm、厚さ約5mm
 シート記載:
(表)リンヴォック錠15mg、a15(識別コード)、(裏)服用日、abbvie、リンヴォック錠15mg、RINVOQ15mg

この薬の作用と効果について

ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素を阻害することにより、炎症や痛みの発現にかかわっている複数の物質の働きを抑えます。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)・関節症性乾癬・アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症(敗血症など)、活動性結核、肝機能障害、好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 関節リウマチ:通常、成人は1回ウパダシチニブとして15mgを、1日1回服用します。状態に応じて1回7.5mgを1日1回服用することがあります。
    関節症性乾癬:通常、成人は1回ウパダシチニブとして15mgを、1日1回服用します。
    アトピー性皮膚炎:通常、成人は1回ウパダシチニブとして15mgを、1日1回服用します。状態に応じて1回30mgを1日1回服用することがあります。通常、12歳以上かつ体重30kg以上の小児は1回ウパダシチニブとして15mgを、1日1回服用します。
    本剤は1錠中にウパダシチニブ15mgを含有します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 発熱、だるさ、持続する咳などがあらわれた場合には、次の診察日まで待たずに、すぐに医師に連絡して診察を受けるようにしてください。
  • 副作用を早期に発見するために、服用期間中は医師の指示に従って定期的に血液検査や胸部レントゲン検査、場合によっては胸部CT検査を受けてください。
  • セイヨウオトギリソウ含有食品は薬の血中濃度を下げ、効果が弱くなるおそれがありますので、注意してください。
  • 妊娠する可能性のある人は、この薬を使用している間および使用終了後少なくとも一定の期間は、妊娠を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、鼻咽頭炎、口腔ヘルペス、尿路感染、上気道感染、吐き気、咽頭炎、口内炎、気管支炎、頭痛、ざ瘡などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、寒気、痛みを伴う小水疱が帯状に生じる発疹[感染症]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛[消化管穿孔]
  • 突然の高熱、のどの痛み、めまい、体がだるい[好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少]
  • 体がだるい、吐き気、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる[肝機能障害]
  • 咳、息苦しい、発熱[間質性肺炎]
  • 発熱、皮膚が青紫〜暗紫色になる、下肢や胸の痛み[静脈血栓塞栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • この薬を使用する直前および使用している間は生ワクチン〔BCG、麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜなど〕の接種はできません。接種の必要がある場合には医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。