くすりのしおり

外用剤
2019年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イナビル吸入懸濁用160mgセット
 主成分:
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(Laninamivir octanoate hydrate)
 剤形:
吸入剤(凍結乾燥)
 シート記載:

この薬の作用と効果について

A型またはB型インフルエンザウイルス表面に存在する酵素(ノイラミニダーゼ)を選択的に阻害して、新しく形成されたウイルスの感染細胞からの遊離を阻害することにより、インフルエンザウイルスの増殖を抑えます。
通常、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人および小児は、ネブライザ吸入器を用いて1回吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で吸入するのを止めないでください。

生活上の注意

  • 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無または種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されています。従って、異常行動による転落など万が一の事故を防止するための予防的な対応が重要です。
    自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者の方は転落などの事故に対する防止対策を行ってください。なお、異常行動は、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いことが知られています。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 失神、呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷汗[ショック、アナフィラキシー]
  • 発作的な息切れ、喘鳴(ヒューヒュー音)、呼吸しにくい、動くと呼吸しにくい[気管支攣縮、呼吸困難]
  • 急に走り出す、徘徊する[異常行動]
  • 発熱、眼球結膜の充血、唇のただれ、のどの痛み、円形または楕円形の赤い発疹[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、多形紅斑]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。