薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
ラモセトロン塩酸塩(Ramosetron hydrochloride)
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剤形: |
うすい赤みの黄色(曲面側)/くすんだ赤みの黄色(平面側)の錠剤、直径8.5mm、厚さ4.0mm |
シート記載: |
(表)Nasea OD 0.1mg、社マーク+405、0.1mg、(裏)ナゼアOD 0.1mg |
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この薬の作用と効果について
セロトニン受容体に作用することにより、吐き気・嘔吐などの消化器症状を抑えます。 通常、抗悪性腫瘍剤の使用にともなう消化器症状(吐き気・嘔吐)の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1錠(主成分として0.1mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- この薬は水なしでも飲むことができます。だ液だけで飲むこともできますが、その時は必ずだ液と一緒に飲み込んでください。
- 薬が割れていた時、欠けていた時:この薬は、割れたり欠けたりする事がありますが、効果は変わりません。決められた量を、割れたり欠けたりしたものも含めてすべて服用してください。
- この薬は壊れやすいため、爪を立てずに指の腹で押して、包装シートから取り出してください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、皮疹、頭痛・頭重、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 顔色が青白い、冷汗、立ちくらみ[ショック、アナフィラキシー様症状]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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