薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
ジョサマイシンプロピオン酸エステル(Josamycin propionate)
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シート記載: |
(表)ジョサマイドライシロップ、Josamy-Ds、1g、社マーク+astellas |
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この薬の作用と効果について
細菌など病原菌の増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。感染症の治療に用いるマクロライド系の抗生物質です。 通常、呼吸器感染症、皮膚感染症、耳鼻科感染症、尿路感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、幼小児は1日量体重1kgあたり0.3g〔主成分として30mg(力価)〕を3〜4回に分けて服用します。症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 水かぬるま湯で溶かし、軽く振ってから服用してください。
- 飲み忘れた場合は、1回とばして次の服用時間まで飲まないでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合はすぐに医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 蕁麻疹、呼吸困難、立ちくらみ[ショック、アナフィラキシー]
- 発熱、眼球粘膜の充血、皮膚症状(紅斑、水疱、びらん)[皮膚粘膜眼症候群]
- 発熱、食欲がない、下痢[偽膜性大腸炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
- シロップ調整後やむを得ず保存する場合は冷所に保存し、できるだけ速やかに使用してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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