薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
イルベサルタン,アムロジピンベシル酸塩(Irbesartan,Amlodipine besilate)
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剤形: |
白色〜帯黄白色の錠剤、直径8mm、厚さ3.7mm |
シート記載: |
イルアミクス配合錠LD「DSPB」、DS517、ILUAMIX Combination Tablets "DSPB" |
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この薬の作用と効果について
アンジオテンシンIIのタイプ1受容体に競合的に拮抗するとともに、細胞内へのCaイオンの流入を減少させ、末梢血管の平滑筋を弛緩させることにより、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病である。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 血圧低下によりめまい、ふらつきがあらわれることがありますので、高所での作業、車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
- グレープフルーツジュースに含まれる成分が薬の作用を強めることがありますので、一緒に飲まないでください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、肝機能障害、めまい、ふらつき、頭痛・頭重、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 息苦しい、顔・舌・のどなどのはれ[血管浮腫]
- 手足に力が入らない、唇がしびれる、筋肉が衰える[高カリウム血症]
- 嘔吐、気を失う、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失]
- むくみ、体がだるい、尿量が減るまたは尿が出ない[腎不全]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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