薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
スクロオキシ水酸化鉄(Sucroferric oxyhydroxide)
|
剤形: |
茶色の錠剤、外径16.5mm、内径5.5mm、厚さ約5.2mm |
シート記載: |
ピートル250、高リン血症治療剤/食直前に噛み砕いて服用、KISSEI PA 250、高リン血症治療剤、食直前に服用 |
|
 |
この薬の作用と効果について
食事に含まれたリンを消化管内で吸着し、リンが体内に吸収されないようにすることで血液中のリン濃度を低下させます。 通常、透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善に用いられます。
|
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
|
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1錠(鉄として250mg)を開始用量とし、1日3回食直前に服用します。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減されますが、最高用量は3,000mgとされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
- この薬は口の中で噛み砕いて服用してください。
- 飲み忘れた場合は1回分をとばしてください。その後は、次の服用時に薬の量を増やさずに1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
|
生活上の注意
- この薬を服用すると、薬の成分により、便が黒くなることがあります。
- この薬を服用すると、口の中が一時的に着色(茶褐色)することがあります。
- リンを多く含む食事の制限など、指示されている食事療法があれば守ってください。
- 定期的に血清フェリチン、ヘモグロビンなどを測定することがあります。
|
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
|
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
|
医療担当者記入欄
年
月
日
|