くすりのしおり

外用剤
2019年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ルティナス腟錠100mg
 主成分:
プロゲステロン(Progesterone)
 剤形:
白色の腟錠、長径約22mm、短径約13mm、厚さ約5mm
 シート記載:
FPI 100

この薬の作用と効果について

不足した黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充することで、子宮内膜における受精卵の着床環境を整え、着床後は妊娠を維持します。
通常、生殖補助医療における黄体ホルモン補充療法に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。性器出血がある。稽留流産(胎児が子宮内で死亡し子宮内に停滞)または子宮外妊娠がある。肝機能障害がある(作用が強まる可能性があります)。乳がんまたは生殖器がんにかかったことがある、または疑いがある。血栓塞栓症または血栓性静脈炎またはそれにかかったことがある。ポルフィリン症(酵素の異常によりポルフィリンが体内に過剰に蓄積する病気)がある。てんかん、うつ病またはそれらにかかったことがある。片頭痛、喘息またはそれらにかかったことがある。心臓または腎臓の機能に障害がある。糖尿病がある。35歳以上の喫煙者でかつアテローム動脈硬化症を生じやすい状況(高血圧、高脂血症、糖尿病などの人)である。
  • 授乳中である。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1回1錠(主成分として100mg)を1日2回または3回、採卵日(またはホルモン補充周期下での凍結胚移植では、エストロゲン使用により子宮内膜が十分な厚さになって時点)から最長10週間(または妊娠12週まで)腟内に使用します。必ず指示された方法に従ってください。
  • 専用アプリケータを用いて腟内に挿入してください。このアプリケータはルティナス腟錠を挿入するためにのみ使用し、これ以外の目的では使用しないでください。
  • 妊娠が確認出来なかった場合または妊娠が継続しなかった場合は医師に相談してください。
  • 使用直後に横になるなどの安静は必要ありません。家事や仕事をして構いませんが、テニスなどの運動や肉体労働は避けてください。
  • 使用して2時間程度は入浴(お風呂)は避け、シャワーをご利用ください(腟内にお湯が入り、薬が流れ出る可能性があります)。
  • 挿入し忘れたら、担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。通常、1日2回使用の方は、忘れたことが判明した段階で投与(次の使用までの2〜3時間以内の場合は飛ばして使用)します。1日3回使用の方は、忘れた分は飛ばして使用してください。なお、2回分を一度に使用しないでください。
  • 誤って多く使った場合は担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに自分の判断で投与を止めないでください。この薬の投与を中止した後に、不安や気分の変化などを引き起こす可能性がありますので注意してください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転や機械の操作は注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、眠気、性器出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 手足のまひやしびれ、しゃべりにくい、胸の痛み[血栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 錠剤が入っているブリスターシートは使用直前に開封してください。
  • 専用アプリケータは使用後廃棄いただけます。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。