くすりのしおり

内服剤
2014年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アシクロビル錠400mg「ファイザー」
 主成分:
アシクロビル(Aciclovir)
 剤形:
白色の錠剤、直径11.0mm、厚さ4.9mm
 シート記載:
(表)ACICLOVIR 400mg[Pfizer]、アシクロビル、400、M010
(裏)アシクロビル錠400mg「ファイザー」、400mg、M010、アシクロビル錠、400

この薬の作用と効果について

単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスのDNA複製を阻害して増殖を抑えます。
通常、単純疱疹、帯状疱疹の治療や、造血幹細胞移植の際の単純疱疹の発症、性器ヘルペスの再発(小児のみ)を抑えるために用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • [成人]
    単純疱疹:通常、成人は1回主成分として200mgを1日5回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、成人は1回主成分として200mgを1日5回、造血幹細胞移植施行7日前から施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、成人は1回2錠(主成分として800mg)を1日5回服用します。
    [小児]
    単純疱疹:通常、小児は1回主成分として体重1kgあたり20mgを1日4回服用しますが、1回最高用量は200mgです。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、小児は1回主成分として体重1kgあたり20mgを1日4回、造血幹細胞移植施行7日前から施行後35日まで服用しますが、1回最高用量は200mgです。
    帯状疱疹:通常、小児は1回主成分として体重1kgあたり20mgを1日4回服用しますが、1回最高用量は2錠(主成分として800mg)です。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、小児は1回主成分として体重1kgあたり20mgを1日4回服用しますが、1回最高用量は200mgです。
    いずれの場合も、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中主成分を400mg含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 通常、朝食後、昼食後、午後4時頃、夕食後、就寝前の5回を目安に1日5回服用してください。
    小児の場合には通常、朝食後、昼食後、午後4時頃、夕食後を目安に1日4回服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を服用してください。ただし、次に服用する時間が近い場合は服用しないで、その後は指示された時間から服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 服薬中は普段より多めに水分をとってください。ただし、水分摂取が制限されている場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 自動車の運転や、危険を伴う機械の操作に従事する方は、眠気などの意識低下が起こることがあるので、十分注意してください。なお、腎機能障害のある方は、特に意識障害などがあらわれやすいので、医師から控えるように指示されている場合には危険を伴う機械の操作を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発熱、発疹、水疱、紅斑、蕁麻疹、かゆみ、固定薬疹、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、血管浮腫(まぶた・唇・舌の腫れ)、蕁麻疹[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 頭痛、発熱、貧血症状[汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播種性血管内凝固症候群、血小板減少性紫斑病]
  • 尿量減少、むくみ、頭痛[急性腎不全]
  • 意識障害(昏睡)、せん妄・幻覚・錯乱、痙攣・てんかん発作[精神神経症状]
  • 発熱、眼球結膜の充血、粘膜疹・びらん[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。