くすりのしおり

注射剤
2021年4月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
動注用アイエーコール50mg
 主成分:
シスプラチン(Cisplatin)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞のDNA合成を阻害してがん細胞が増えるのを抑え、腫瘍を小さくする作用を示します。
通常、肝細胞がんの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、骨髄抑制、肝機能障害、聴器障害がある。感染症や水痘(みずぼうそう)にかかっている。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日1回肝動脈内へ注射して、少なくとも4〜6週間休むという方法を繰り返します。
  • 効果を見ながら使用期間を決めています。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。
  • 腎臓を保護するため、この注射をする前と後に点滴で水分補給を行います。
  • 吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を使用する場合があります。

生活上の注意

  • 妊娠する可能性のある女性やパートナーが妊娠する可能性がある男性は、この薬を使用している間および使用後から一定期間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、肝障害、肝機能異常、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、発熱、倦怠感、腹痛、発疹、ほてり、発赤、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、顔や手足の浮腫、頭痛[急性腎障害]
  • 貧血、発熱、出血傾向[骨髄抑制]
  • 注射1〜4日後の急激な貧血[血小板減少]
  • 発疹、顔面蒼白、浮腫、呼吸困難[ショック、アナフィラキシー]
  • 食欲不振、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 食欲不振、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸[肝・胆道障害]
  • 急激な前胸部の圧迫感、胸の痛み、呼吸困難[心筋梗塞、狭心症、うっ血性心不全、不整脈]
  • 発熱、咳、痰、呼吸困難[肺結核]
  • 声や音が聞こえにくい[聴覚障害]
  • 視野がせまくなる、目が見えにくい[乳頭浮腫、球後視神経炎、皮質盲]
  • 突然認める片側の手足や顔の麻痺、頭痛、言語障害[脳梗塞]
  • 紫斑、尿量減少、浮腫[溶血性尿毒症症候群]
  • 全身倦怠感、皮膚や結膜などが黄色くなる、赤褐色尿[溶血性貧血]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 全身倦怠感、頻尿、のどの渇き[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • 下血、みぞおちの痛みや圧痛、激しい腹痛[消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔]
  • 急に胃のあたりがひどく痛む、吐き気、おう吐[急性膵炎]
  • 口渇、多飲、多尿[高血糖、糖尿病の悪化]
  • 手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。